紆余曲折あり、開発から発売まで8年以上掛かったクランクベイト「ドランカー」は、アメリカで定番のコールドウォータークランクベイトです。
コールドウォータークランクベイトとは、約7℃~13℃ぐらいの水温が低い時期に有効なクランクベイトと言われています。
もちろん7℃~13℃でしか釣れないという訳ではありませんが、この水温こそ威力を発揮するルアー・釣り方という意味です。
開発のきっかけは、オールドのウィグルワートを超えるルアーを作りたいという想いでした。
それから8年。
最終的にはタングステンボールを2個配置したラトリンモデルでラトル音が高音になりすぎないよう、ラトルルームの両サイドにラバーを装着して低めの音になるよう設計され、アクションはロールを伴わないワイドウォブリングのハイピッチ強波動。
ウィグルワートを意識して、その特徴部分を際立たせて作りましたが、最終的には少し違うタイプのルアーとなりました。
現在、数社からウィグルワートタイプのクランクベイトが発売されましたが、個人的にはどれもオリジナルを超えているとは思えません。
それでは、「テッケルドランカーはどうか?」と聞かれたら、それは数年後にユーザーが決めてくれるでしょう...