【DVD】Fishing Safari 2008
フィッシングサファリ2008
◆本編:約77分/特典映像:約17分
★西表島は津波ルアーズ・元木の背骨である。島は典型的出無精だった男を、メキシコを始め、アメリカ、インドネシア、オーストラリア、中国、ハワイ、フィリピン・・・世界各地へと向かわせる礎となった。それは彼の世界観の源と言っていい。十数年前、大阪から千数百キロ、沖縄本島から四百数十キロ、台湾へはわずか二百キロ、亜熱帯のこの島を初めて訪れた彼にとって、そこは想像を遥かに越える異次元の世界だった「何もないけれど、何でもある」この地の虜となった彼は以来毎年通うこととなる。島には神がいる。「鎮守の森」は、かつては神社を囲むようにして必ず存在した森林のこと。神社は実は森を守るためのもので、信仰の対象は森、すなわち自然そのものだった。島では未だそういう神様の存在を実感することが出来る。森や川や海や空、そして島自体が畏怖の念を抱かせるのだ。都会ではリアリティーを持って、尊ぶべきかつてのそういう信仰を感じさせる環境がなくなってしまったと言わざるを得ない。この島にはかろうじてそれが残っているということなのだろう。そのせいかどうか、西表島は何を投げかけたところで何も返っては来ない、しかし全てを受けとめてくれる、そんなキャパシティーを持った、希有な場所である。釣りはそんな威厳に満ちた自然に触れるには最適の遊びだ。スリリング、そしてアメイジングなトップウォーター・フィッシングならば尚素晴らしい。この映像はそんな西表島と津波ルアーズ・元木の2008年5月のドキュメントである。